リフォーム補助金は使うべき？賃貸・売却で違う判断と、売主様に伝えたい本音【リアル・プロの考察】

リフォーム補助金の話題が増えています

前回の記事では、現在活用できるリフォーム補助金についてお伝えしました。
最近は、

「補助金が出るなら、今リフォームしたほうがいいですよね？」

というご相談を多くいただいています。

ただ、不動産の現場で実際にお話を伺っていると、
この判断は一律ではないと感じています。

補助金を前に、判断は大きく2つに分かれます

リアル・プロでは、補助金の話になると
お客様の考え方は大きく次の2つに分かれます。

今後も物件を保有して活かす「賃貸派」

できるだけ良い条件で売却したい「売買派」

同じ補助金でも、
この違いによって「正解」はまったく変わります。

【賃貸派】補助金リフォームが向いているケース

賃貸として活用する場合、
補助金を使ったリフォームは効果的になることがあります。

賃貸派のメリット

初期費用を抑えながら設備更新ができる

入居募集時の印象が良くなる

空室期間の短縮や家賃維持につながる可能性

特に、水回りや省エネ設備などは
入居者ニーズと補助金対象が重なりやすいポイントです。

ただし注意点も

賃貸はあくまで「回収ありき」です。

家賃で回収できるのか

何年で回収できるのか

ここを考えずにリフォームすると、
「きれいだけど利益が出にくい物件」になってしまいます。

【売買派】補助金リフォームは慎重な判断が必要です

売却を前提とした場合、考え方は大きく変わります。

よくある誤解

「リフォームすれば高く売れる」
これは、必ずしも正解ではありません。

売却価格は、

立地

築年数

市場相場

といった要素の影響が大きく、
リフォーム費用がそのまま価格に反映されるとは限りません。

現場で実際に起きていること

補助金を使っても自己負担が発生する

買主は「自分好みに直したい」ケースが多い

リフォーム期間中に売却タイミングを逃すこともある

このため、売主様には
「工事前に一度整理する」ことをおすすめしています。

リアル・プロの考察：補助金より大切なのは「出口」

私たちリアル・プロが一番大切にしているのは、
補助金を使うかどうかではなく、その不動産の出口戦略です。

賃貸として長く保有するのか

近いうちに売却するのか

現況のまま手放すのか

この方向性によって、
「リフォームする」「しない」の答えは変わります。

売主様にお伝えしたい本音があります

売却を考えている売主様に、
ぜひ知っておいていただきたいのは、

「補助金がある＝リフォームすべき」ではない
ということです。

不動産売却で一番大切なのは、
最終的にいくら手元に残るか。

そのために、

現況売却

一部のみリフォーム

補助金を活用したリフォーム

それぞれを比較したうえで判断する必要があります。

リフォームを決める前に、一度ご相談ください

リアル・プロでは、

売却した場合の想定価格

リフォーム有無による手残り比較

売却までの期間目安

を整理したうえで、ご提案しています。

「まだ売ると決めていない」
「賃貸と売却で迷っている」

そういった段階でのご相談も、まったく問題ありません。

まとめ：判断するなら「工事前」が一番です

リフォームが始まってしまうと、
選択肢は一気に限られます。

補助金が使えるから動くのではなく、
相談した結果、使う価値があると判断する。

これが、後悔しない不動産の考え方だと
私たちは考えています。

売却をお考えの売主様は、
リフォームを決める前に、ぜひ一度ご相談ください。

本日のおすすめ物件です。

藤崎ロジュマン

https://www.realp.jp/fukuoka/baibai/home_print4.php?seq=20000268

藤崎駅徒歩圏内。落ち着いた住環境で、暮らしやすさ重視の一室。

藤崎ロジュマンは、福岡市早良区の人気エリア「藤崎」に位置する物件。
地下鉄空港線・藤崎駅から徒歩圏内で、天神・博多方面へのアクセスもスムーズです。

周辺にはスーパーやコンビニ、飲食店が揃っており、日常生活に不便を感じにくい環境。
住宅街に立地しているため、在宅ワークや長期滞在でも落ち着いて過ごせます。

室内はシンプルで使いやすい間取り。
出張や研修、仮住まいなど、短期〜中長期のご利用にも対応しやすい物件です。

「利便性」と「住みやすさ」のバランスを重視したい方におすすめです。

お早めにお問い合わせください。

「生活や心を豊かにする空間の創造と供給の進化に貢献する」

リアル・プロ株式会社　担当　稲村